「どんな帯結びにしよう?」
晴れの日に着物を着るとき、意外と迷うのが帯のアレンジ。
この記事では、実際の着付け現場で仕上げた帯結びの中から、特別な日を彩る結び方、変わり結びなどを写真でご紹介しています。お好きな雰囲気の帯結びを見つけて、当日の着付け相談にぜひお役立てください♪
帯結びカタログ
1
左右に大小の羽根を振り分けて重ねることで、動きと華やかさを両立させた結び方です。
帯芯の扱いやひだの取り方により、立体感と陰影を強調しています。タレ先をすっと下に流すことで、大人っぽさもプラス。
ひだの取り方ひとつで、見た目の印象がぐっと変わる帯結びです♪


少し斜めから見るとこんな感じです。見る角度で表情も変わります。

後ろ姿全体は、このようなイメージになります。
2
ふんわりと大きく広がる二枚羽根に、中央でしっかり結んだリボンのような芯。立体感と安定感を両立した、華やかで存在感のある結び方です。
左右対称に近いバランスで羽根をふくらませることで、見る角度によって柔らかさと華やかさの印象が変化。後ろ姿にボリュームが出るため、華やかな振袖や艶やかな柄の帯と相性抜群です。
タレ先は短めにおさえつつ、あえて広がりすぎないようまとめているので、
成人式や前撮りはもちろん、室内でのパーティーや記念撮影にも映えるスタイル。


斜めから見ると、このように見えます♪

おきもの全体のイメージはこちら。少し引いて見ると、また表情が違いますね。とても華やかな帯結びです。
3
帯の中心に大胆に咲く一輪の花のような飾り結びが印象的。
まるで薔薇のつぼみをモチーフにしたようなこの結びは、巻き・ひねり・たたみの技術を繊細に組み合わせることで完成します。
帯のハリを活かしながら、中心に視線を集める立体構造になっており、後ろ姿のインパクトは抜群。
まわりを囲むように広がる左右の羽根も、花びらのようにやさしく弧を描き、華やかさと上品さを両立した仕上がりに。
撮影時の映えはもちろん、正面から見たときの美しい後ろ姿の演出にも効果的で、
晴れの日の装いに“特別感”を添えてくれる帯結びです。


こちらは、斜めから見た写真になります。
4
左右にふんわりと広がる大きな羽根と、縦にすっと流れる一筋のタレが印象的な結び方。
ボリューム感と流れるような動きを巧みに組み合わせた構成で、軽やかさと気品をあわせ持った帯結びです。
羽根の部分は、二重の折り返しやねじりを加えることで表情に変化を持たせ、背中全体に立体感を演出。
中央から下に垂れるタレは、シルエットを引き締めながら縦ラインを強調し、後ろ姿をスラリと見せてくれます。
式典やフォーマルな場面にぴったりの、凛とした美しさが光るアレンジです。


斜めから見ると、ボリュームがまた美しいですね。
5
ふんわりと花が咲いたような、大輪のバラをモチーフにした帯結び。
中央のねじりで立体的な「花芯」を表現し、左右に大きく広がる羽根が花びらのように優雅な曲線を描いています。
柄の出し方にも工夫があり、華やかな金彩の織り柄が光の角度で表情を変える、気品漂うデザインです。
フォーマルな場面に映える、華やかさと上品さを兼ね備えた結び方です。


斜めからのイメージはこちら。

おきもの全体を見ても、帯結びの華やかさを感じますね。
6
裏と表で異なる色が楽しめる帯を活かした、リバーシブルの魅力満開の帯結び。
赤の面を美しく重ねた中央のバラは、繊細な折り込みで花びらの立体感を表現し、そこに添えられた深緑の羽根がまるで葉のように広がります。
色のコントラストを最大限に活かしたこの結び方は、帯そのもののデザイン性を活かした上級アレンジ。
華やかで個性的な印象を残したいシーンにおすすめです。


全体で見ても、大きなバラが目を惹きます。
7
大胆な広がりと繊細な折りが調和した、扇のような広がりが印象的な帯結び。
たっぷりと取ったタレ先とヒダの重なりが、放射状に広がる優美なシルエットを生み出します。
柄の向きやバランスを丁寧に整えることで、帯のデザインが最大限に引き立ち、
華やかさと品格をあわせ持つ、晴れの日にふさわしい結び方に仕上がっています。


全体で見ても、気品を感じる美しさがあります。
いかがでしたか?今回は7つの帯結びをご紹介しました。
ひとつひとつに思いを込めて結ぶ帯は、あなたの晴れの日に、そっと華を添えてくれます。
「こんな結び方、してみたいかも」そう思った方は、料金の目安やご予約の流れを下記ページでご確認いただけます。