着る機会もなければ、譲るあてもないお着物。こんなに素敵なお着物なのに、ただ処分されてしまうのは悲しい。
そんな想いから、きものドレスにして遊んでみました(^^)
帯とピンで留めているだけなので、元の着物にも戻せます。
「こんなアレンジもできるんだ」と楽しんでいただけたら嬉しいです。
留袖×袋帯、着物ドレスアレンジ
■ フロントスタイル

留袖の格調はそのままに、まるでロングドレスのようなシルエットに。
フリルのような袖にすることで、華やかな印象になりました。
■ バックスタイル

背中に広がる袋帯が、まるでリボンのように見えるアレンジ。
着物の柄を背面で魅せることで、より印象的な装いに。
■ 帯のアップ

立体的にふくらみを持たせたリボンアレンジ。
大きめに開いた背中も、帯の華やかさで上品さをプラス。
結び目の位置やボリューム感にもこだわり、後ろ姿に印象を残しています。
たまには、着物で遊んでみるのもいい
着物は「着るだけ」ではなく、「遊ぶ」こともできます。
遊び心から生まれた、ちょっとした工夫。これも、お着物の楽しみ方のひとつかもしれませんね。
最近では、ウェディングで着物ドレスをお召しになる方も増えてきました。和モダンとして魅力が少しずつ広まり、着物のよさが新たな形で伝わっていくのは、とても嬉しいことです。
きものドレスも素敵だけれど、でも、やっぱり——個人的には「着物は、着物のままがいちばん美しい」と感じています。
そんな想いを大切にしながら、たまには、こんな「遊び方」もしてみたくなるのです。